映司

いけますって!ちょっとの小銭と、明日のパンツさえあれば!


火野映司のセリフだ。職質されて持ち物が少なすぎる事を指摘され、こう答えていた。いけるとは思えない。きょうびホームレスでももうちょい持ち物あるやろ。


主演の渡部秀さんは、仮面ライダーになるために俳優になったと言っていたそうで、最初の撮影から演技が上手かった事で有名。監督をして、すでに10話目ぐらいを撮っている気がする…と言われていたとの事。


確かに見てて凄い安心感だった。あと、第1話から凄い親近感だった。上記した警察とのやり取りの際、怪人に襲われた同僚の警備員を心配するので、警察に


「付き合いは長いの?」と聞かれ、


「今朝からです。」


あっそ…となる所かもしれないが、この後この刑事さんも怪人に襲われ、それを映司が助けに入る。怪人からは「おまえ関係ないやろ」みたいな事を言われるのだが、その時答えるセリフが…


「関係なくなんかない。今朝からの長い付き合いなんだ!」


これ。これを本気で言える人間性。このエピソードだけで、映司にライダーたる資格アリとわかる。ちなみにこの時はまだ明かされないが、前回のブログの通り映司は紛争地域で、命が簡単に無くなる世界を経験しているため、このセリフも単にお人好しな性格と言うだけでなく、彼の根底にある悲しみ、無力感、その中にあって折れない信念から来るセリフだとわかり、映司というキャラクターを魅力的に見せる事に成功している。


ヤバいなこれ


オーズの事を書き出すと止まらない。第1話の1部を切り取るだけでこれだ。まだ相棒たるアンクに触れてもいないのに。キリが無くなりそうなので、オーズに関してはとりあえず終わる。