時計

ピンクじゃない、マゼンタだ。


ディケイドの門矢士…井上正大さんだが、上手くなってるよね!10年前のアニバーサリーライダーだが、存在感充分って感じだ。ディケイドは少し話数が少なかったり、ハチャメチャな設定や俳優の演技で批判される事も少なくないのだが、ジオウでそれを吹っ飛ばしてほしい。少なくとも主演俳優の成長と貫禄は確かに見せてくれた。


しかしディケイドアーマーはヤバくないか⁈凄まじいまでのダサデザインだ。さらにそこにビルドやゴーストの要素が乗っかり、もはや何が戦っているのかワケがわからなかった。前半の強化フォームという事なのだろうが、これは…だからなおさらシンプルに他ライダーに変身できるディケイドが光っていた。


ゴーストの西銘俊さんに関しては、今までのレジェンドと比べしっかりシナリオに絡み、思ったより優遇されていた。よかったね。変身もできたしね。こうなると映司やたっくんにも変身してほしかったのだが、仕方あるまい。ジオウは掘り下げる要素が多すぎて、どこを切り取るか悩ましいだろうな。


あとあの…タイムマジーン?あれの大乱闘とか、子供はあんなのが好きなのかな?もちおはこれも何を見ているのかわからないレベルだった。ウールとオーラに乱闘させるわけにもいかんが、巨大ロボ戦とか…まさかビルドやエグゼイドもこんなだったのだろうか。時代は変わったのだのう。


まあこうしたフワーとした所感がわいたゴースト編。ファイズのあの子は死んだままなのに、今回は被害者助けるんかい…など脚本的にもいろいろあるのだが…もはやアラ探しはしない。あとはもう悩みは一つしかない。


ジクウドライバーを買うかどうか。


これしかないでえ…6,000円弱しよるらしい。ウォッチはどんどん出るし。結婚を間近に控え、節約生活のもちおにとって、金額もまあ悩ましいが、それより、腹に回る⁈これ。絶対回らない。置物になるのが目に見えている。


だが欲しい…っ!腹に回らずともよい。そういうオモチャなんだし、いつか子供ができたら巻けばいい。それまでは…


クソでかい腕時計と思えばいい。時間、わかんないけど。

王蛇

おまえ、泥を食った事はあるか?


仮面ライダー王蛇のセリフだ。いや、こいつに仮面ライダーという名前を冠してもいいものかどうか…演じる萩野崇さんはスーパー戦隊もやっていたらしいが、そちらは詳しくは知らない。


悪役好きのもちおとしてはこいつは外せない。非常にカリスマ性の高い悪役で、平成仮面ライダー3作目、仮面ライダー龍騎を代表する敵キャラだ。龍騎はライダーが13人出てきてバトルロイヤルをするという、平成ライダーでも異色作。つまり主人公以外は全て敵と言っていいのだが、それぞれに戦う理由や理念などがあって、いっとき組んだり離れたり、そうした経緯も魅力なのだが…


王蛇は最初から最後まで明確な悪役だった。シザースやガイといった敵もいるが、明らかに格が違う。まあこいつらも殺人犯だったりゲーム感覚で殺し合いをしたり、ロクなものではなかったが。


もちおは、昔タバコのポイ捨てなど、いわゆる悪い事をしてしまった時、「ライダーならこんな事しないよな…」などと思って、ちょっと自己嫌悪したりすることがあった。しかしその後、「でもシザースみたいに殺人したり、王蛇みたいに脱獄したりするライダーもおるな」など思ったりもした。


下を見て安心するというか、そんな感覚…まあ殺人犯などライダーどころか人としても許されないのだが。なんでもかんでも仮面ライダーになる事ができた、龍騎の罪は深い。


しかし王蛇の魅力はそれでも変わらない。冒頭のセリフは衝撃だった。貧しかった、なんでもやって生きるしか無かった、みたいな事が言いたいのはわかるが、泥とか食わんやろ。草とか、なんかあるやろ。後年の映画ではファンサービスとして生魚にかぶりついているらしい。ファンって…


愛情

正直に言おう。なかなかジオウに興味を持ち続けるのが難しい。


もとより子供向けコンテンツなので仕方ないのだが、平成1作目、2作目を続けて見返していたせいもあるだろう。あまりのギャップに閉口する。


まあ昔は良かった、みたいな事を言い続けるのはゴメンなので、良いところを探せばいろいろある。


まずあのジクウドライバーはいいデザインだ。クルンと回るギミックは、今までありそうで無かったものだ。クウガのアークルはシンプルで、オモチャ販売の時はLEDが普及していなかったため、赤以外はムギ球で光らせていたらしい。そこから考えればすごい進化だ。


またツクヨミ、ウール、オーラが可愛い。ウォズは要潤以来のイケメンヒットを予感させる。ジオウとゲイツはまあ今後に期待。キャストに不満など無い。


バトルはCGバリバリだが、及第点と言える。敵であるアナザーライダーは、さすがにこれまでのライダーがモチーフとあって、どれもインパクトがある。


このようにすぐにいい所は出てくる。しかしやはり、脚本だろう…今までより大変なのは素人でも理解できるのだが、どうかうまくつなげて…あとドラマ的にかなりチープな箇所があり、ウィザード以来の歯ぎしり感。


だが、見る。みんな必死で作っているはずだ。ライダーファンとして、今作はきっちり受け取っておかないといけない気がして…そんな義理は無いのかもしれんが。もう恥も何も無く、もちおは仮面ライダーを愛している。冬の映画も見に行く。だから頑張って!

生命

結婚する事を報告しようと、久々に実家へ。誰にも連絡をしていなかったせいか、家には最初犬がいたのみ。


ミニチュアダックスフントなのだが、もう18年生きている。かなりの老犬になってしまった。耳も遠くなり、玄関にカギがかかっていたため、裏の窓から泥棒のごとく浸入してきたもちおにも気づかない。目は白内障であまり見えず、呼びかけて触れてようやく人と認識するありさま。


久々に見るその痩せた姿に涙が出てくる。もちおが20歳の時に飼った犬だが、これまでどれほど家族を笑顔にさせてくれたか。世話など母親に放りっぱなしで、そのまま実家を出たもちお。いよいよ終わりが近づいてきたが、その時だけ可愛がる資格など無いだろう。しかし悲しいし、愛おしい。


しばし一人と一匹で過ごしていると、母親が弟夫婦と一緒に帰ってきた。弟夫婦には生後7ヶ月になる赤ん坊がいるが、もちおと会うのは初めて。全員驚いていた。そんなに実家に来てなかったかな…


奥さんの方は実はもちおの同級生で、学校や塾も同じで顔も覚えている。あんまり話をした事は無かったが、まさか弟と結婚するなんて誰が予想できたろうか。結婚後に会うのは初めてで、お互い妙な気分だったろう。かつての同級生、同い年だが妹だ。変なプレイみたいだ。


というわけで甥っ子を抱っこしたのだが、7ヶ月ってこんなでかいの⁈ウチは背が高い家系だが、えらくずっしりだ。これが始まりの命の重さか。ついさっき終わろうとする命を抱いていた腕。今は始まって躍動する命を感じている。


赤ん坊を抱きついでに「あ、俺も結婚するから、今日はその報告」と切り出すと更に皆驚いていた。まあなあ。弟などは「なんか、順序ってあるやろ」など言っていたがまあよいではないか。グダグダ言うなら甥っ子に仮面ライダー植え付けるよ?


最後は老犬と家の周り一周だけの散歩。確かになかなか帰れないもちお、これが最後になるかもしれない。ゆっくり、ゆっくりと歩いた。夜には仕事に行かねばならないスケジュールだったが、実家に行っておけて良かった。


世界中どこでも、命の終わりと始まりが繰り返されているのだろう。その中に我々は一瞬いるだけだ。そんなふうに一人悟った顔をしていたのだが、家→職場の間のアギト27話で全部吹っ飛んだ。記憶喪失→全てを思い出す→記憶喪失の流れに真剣に吹いた。一瞬の間にも人間はなかなか忙しい。

遍歴

アギトのOP、めっちゃカッコよくない…?あのサビの部分でアギト、ギルス、G3がかぶるとこ…皆んなバイク傾けて、昭和テイストを残した主題歌の力強さと合間って、鳥肌が立つレベルだ。たまらんな。


運転しながらテンションが上がってしまい、「get 、on〜」とシャウトしたらすごい咳き込んだ。オッさんだもんなあ。ちょっと前は、歌とか得意だったんだがな…でもあの勢いだけの歌詞も大好きだ。


比べれば龍騎からはかなりopもスタイリッシュになるよな。あれ歌ってる人、ポケモンのサトシなんだよ…?知った時は衝撃だった。そしてこのあたりから仮面ライダー〜〜と歌詞に名前を入れなくなった。でもなあ…やっぱり名前がガンガンにコールされる、昭和感のある歌が合うんだよ。


だから最も好きなopはブラックRXなんだ。平成ライダーちゃうやん!というツッコミは勘弁してくれ。原点はここなんだ。あと放送期間は平成元年だからさ…とにかく許してくれ。


あとはWもカッコいいね、世界観そのままって感じだ。最初のイントロから素晴らしいからな。翔ちゃーん!また見たいよ!


話をアギトに戻そう。本編を見返していてすごい印象的なのは、やはり北条さん(演・山崎潤さん)だ。この人はファイズにも、なんならドライブにも出ている。アギトの時はもう…こんな嫌な奴、いる⁈っていうぐらいのイヤミな奴で、あたられる要潤が可哀想になる。


でも出てきたらワクワクしちゃう。見てて気持ちいいぐらいの役だ。これって役者さんとしてはいい事だよな。今更だが、ツイッターフォローしとこ…


でもドライブの写真は衝撃だ。放送は見ていないが…すごい、すごい老けた。いや、カッコいいんだけどね。そりゃアギトの時から10年以上だし当然だが、こんなに変わるんだね!でも、ライダーシリーズに出続けてくれてありがとうございます。北条さん、すごい魅力的な役でした。ドライブもきっとまた動画で見ます。


あとはオシリーナね。電王にも出てたけど。もちおは女子高生属性は無いのだが、あの女子高生がオシリーナになると思うと、なんかこう…なんか、こうね。やめとこう。



念願

アギトを見返している。偉大なクウガの成功の後だ、プレッシャーは大きかったろう。ギルス役だった友井雄亮さんはこの年末、純烈として念願だった紅白に出場決定。本当におめでとうございます。


純烈には龍騎ゾルダ役で出ていた小田井さん、クウガのガメゴ役だった酒井さん(この人は戦隊だが、その前にガメゴだったというマニアックさ。ちなみにクウガのメモリアルイベントにも出てた)も居て、もちおとしては応援せざるをえない。


アギトはクウガのシリアス路線、というか世界観を引き継ぎ、けっこう人が死ぬ。初めの、木にめり込んだ死体とかけっこうキツめの描写がある。それでもクウガよりはマイルドなので、バランスを取ったのだろう。


だがライダーのシンプルなカッコよさは高いと思う。というか次の龍騎は14人ライダーですから…もうデザインとか思い切らないと横山三国志ばりに顔がわからなくなっただろうからな。このへんから平成ライダーはデザインで驚かしてくるようになった。その次のファイズは顔にホットプレートがついてるのかと思ったからな。


若手俳優陣の演技がちょっとヤバい…そういう事を考えだしたのもアギトからだ。考えたらクウガオダギリジョーがうますぎたのだ。ギルスと、あとはG3役の要潤さんはともかく、アギト役の賀集利樹さん、なんか最後まであんまり変わらなかった記憶が…


とにかく、この頃にはすでに仮面ライダー若手俳優登竜門としての枠は確立されていたのだろう。当時のもちおにそんな感覚はなかったがな。しかし、演じた若手俳優の全てが成功するとは限らない。


それでも主役で引退した人はまだいない。いない…が…アギトはヤバくないか…頼むよ、頑張ってほしい。撮影中にお父様が亡くなり、神道など学んだと聞いているが…またテレビで見たいな。つまり、もちおはジオウに期待しているのだ。


成功して売れっ子になった人は、まあなんというか、もういいじゃないか。それぞれの分野で活躍はしているのだが、テレビでなかなか見れない人を見たい。半田健人さんは凄いカッコよくなっていたじゃないか。


だから頼みます、東映さん。それがもちおの今の願いだ。

告白

ジオウ第11話視聴。神様になった佐野岳さん出演。次次回はゴーストの西銘俊さんも出演確定という事で…


これでビルド、エグゼイド、ファイズ、オーズ、ガイム、ゴーストと6作品の主演が客演する事になる。こうなると逆に、主演が出なかったフォーゼとウィザードは何だったのかと…まあウィザードにはビースト出てたけどね。


そして冬の映画の予告も解禁された。そして衝撃を受けた。


クロウガタケ…⁉︎


その地名…架空の地名だがその地名を、ふわっと使っていいの⁈電王とWの話らしいが、九郎ヶ岳といえばクウガのはじまりと終わりの地だ。いつだったかこのブログにも書いた、クウガとダグバが殴り合った場所だ。


平成最後のライダーなので、このように客演に期待が高まるのはわかるが、まさかオダギリジョーは…いやいやまさか…でも九郎ヶ岳…でもまさか…みたいな。


まず9.5割以上出ない。佐藤健さん、桐山漣さん、菅田将暉さん。彼らが忙しくて出れないというのとはベクトルが違う。オダギリジョーさんはクウガは別物としても、特撮が好きではない。キャリアも積みまくっているし、今更映画とはいえジオウに客演するとは思えない。


何かの形で関わってくれたりしたら、ファンは凄い嬉しいなあ…ぐらい。だから、変にクウガゆかりの名前を出すのはどうかな、と思う。とはいえ平成最後のライダー映画、ひとつ見に行くのもアリだと考えている。


そんなオッさんファンは多いだろうが、一人で見に行くのってどうなんかな…堂々と見ればいいのだが、周りを子供に囲まれたりしたら。おじさん、一人なの(笑)とか聞かれたらもうプロミネンスドロップですよ。映画館に怪人出現やでえ…それで警備員ライダーにもセイヤーして逃げ出すからな。


というわけで豆子を誘おうと思う。実はこないだプロポーズしたんだよね。プロミネンスじゃなくプロポーズね。そしてOKしてもらった。だから自分でやったものの心がザワザワして落ち着かない。プロポザワザワ。