名作

第3位!


アイテム、HPともに無い状況で1フロアまるまるモンスターハウス


第2位!


出っ張りにつまづき転んで、聖域の巻物が床に張り付く


栄光の…第1位!


部屋に入った瞬間地雷→ばくだんいわに誘爆


…はい。前回ちらっと書いた、「トルネコの大冒険」第1作目での、もちお的絶望ランキングだ。いずれもその時の状況によって絶望度は変化するが、最後のやつはいかなる状況でもゲームオーバー確定なので、何時間もかけていたりすると即座にファントムが産まれる。ドカーン→ドカーン→ナッピバースデイ(オーズの会長風)!!みたいな。ウィザードもなす術無しだ。


他にはレベルを1ターンで下げてくる泥人形、ステータスを下げるミステリードール、二回行動のシルバーデビルなど、絶望度の高いモンスターが盛り沢山。ゲートはプレイ禁止ゲーム。


いわゆるローグライクゲームと呼ばれるもので、ジャンルに関する詳しい説明は避けるが、ドラクエキャラとの親和性が非常に高かったのだ。入る度にレベルは最初から、アイテムもゼロになり、形が変わるダンジョン。フロアを降り続ける程出現モンスターは強くなり、手持ちアイテムをやり繰りしながら、最深部にある宝物を取って地上に戻るのが目的。


発売当時は「1,000回遊べるゲーム」という触れ込みだった。実際、1,000回以上遊べると思う。もちおはやり込みすぎて、最終ダンジョンの「もっと不思議なダンジョン」の99階まで行って戻ってきたが、まだやりたくなる。


「腹が減る」というリアルな要素を盛り込んだのも良かった。食べ物はパンしか無いのが哀れだったが…トルネコが初登場したドラクエ4では、彼は妻のネネから毎日「おべんとう」というアイテム(HPが若干回復)をもらい、自宅から武器屋に出勤する。ハナから妻子もちの主人公キャラは初めてで、これは子供心にほっこりしていたのだが、この演出を引き継いで、「トルネコの大冒険」でも…


ネネ「はい、おべんとう!」


と言って毎回トルネコに弁当が渡される。そう、満腹度を最大値まで回復してくれる「おおきなパン」が。え…4のアレはパン一個だったの⁈という感覚。おかずとかは無いようだ。食べるモーションはサザエさんよろしくな効果音と共に一飲みなので、こっちの喉が乾いてくる。


更にダンジョンでも「パン」「くさったパン」を拾う事もある。「パンの巻物」を使用すれば、不要なアイテムを「おおきなパン」に変える事も可能だ。ていうかパンしかない。ゲームとはいえなあ…そのへん、こっちは漫画だが「ダンジョン飯」はうまく描写していたな。


ゲーム自体はシンプルだが、だからこそ奥が深く、スーパーファミコンの第1作目が1番面白いように思う。カセットに内蔵された電池が切れるまで遊べるだろう、素晴らしいコスパだ。もちおのカセットはいつまで持つだろうか…