外道

こんにちは。


同じ書き出しではじめてみたがどうか。平成ライダーが好きと書きつつ、最後の昭和ライダーであるブラックの画像を載せようとしていたが、はじめてすぐは載せられぬ様子。


そう、もちおの仮面ライダーとの出会いは、ブラックから。幼少の頃の事ゆえ記憶は曖昧だが、デザインに衝撃を受けたのはよく覚えている。あの生物的とも機械的とも見え、かつライダーのフォルムもちゃんとしてて…Wの桐山蓮さんも、一番好きなライダーはブラックなんだそうだ。わかります。


あと主人公の南光太郎がすんごいカッコよかった。背が高くスラッとして、顔もキリっとね…もちおは「これは人間状態でも強いでぇ…」と子供ながらに思っていた。演じる倉田てつをさんの経営するというステーキ屋さんには、いつか行ってみたい。大阪から遠いけど。


南光太郎というか倉田てつをさんは、二年連続ライダーになった初めての人でもある。ブラックが好評で、翌年のブラックRXも続投したわけだ。ブラック熱が冷めやらぬままRXに移行したわけで、こちらはストーリーも最初からかなり覚えている。


敵幹部も非常に魅力的な奴らで、デザインもキャラも際立っていた。ジャーク将軍というボスキャラの下、それぞれの種族毎に四人の大幹部がいた。ボスガン、ガテゾーン、マリバロン、ゲドリアン。マリバロンは女優の高畑敦子さんだ。繰り返すが皆素晴らしいデザインだった。


中でもね


ゲドリアンという奴は、その四人の中でもわりと虐げられてるというか、軽く見られている奴なのだが、チビなのだ。身軽で、画面の中でゴキよろしく壁や天井を這い回る。そんなゲドリアンを見て少年もちおは思ったものだ。


あいつの中なら入れるんじゃないか…


まあ着ぐるみなわけですから。出演したい、とかそういう考えに近いのか、とにかくゲドリアンに憧れた。夢にも見た。実際はすごいスーツアクターさんが入っていたのだろうが、親近感を持っていたわけですね。


そんなゲドリアンも、今でも最強ライダー説があるRXの前に散っていったわけだが、というかホントに子供心にもRXは容赦無い強さだったが、とにかくその頃から悪役幹部が好きだ。平成ライダーの時代が来て20年たちなお、魅力的な敵幹部はもちおの心を掴んで離さない。


その頃から知っているからかもしれない。劇中の悪は必ず滅ぶと。終盤の敵幹部との別れはいつも切ない。しかしそこがいい。


前述したゲドリアンなんか、灰になったらしい。それは覚えてないな、なぜか。